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蓄電池の訪問販売で高額契約してしまった|相場の確認方法と対処法

大幅な値引きを受けて契約した場合でも、その契約額が妥当とは限りません。やるべきことは2つです。まずクーリング・オフの期限を確認して時間の余裕を把握し、そのうえで契約額をkWh単価に直して相場と比べます。この記事では、その手順と相談先を順番に解説します。

最初にクーリング・オフの期限を確認する

訪問販売による契約は、条件を満たせば、正しく記載された契約書面(申込書面が先ならその書面)を受け取った日を含めて8日以内であれば、書面または電磁的記録による通知でクーリング・オフできるとされています。期間内であれば、金額の検討に使える時間がはっきりします。

まず契約書類を手元に出し、書面を受け取った日付を確認してください。書面に不備がある場合は期間が進行していないと扱われる可能性もあるため、8日を過ぎていても諦める前に確認する価値があります。期限の数え方・通知の手順・通知文の例文はクーリング・オフの記事で詳しく解説しています。判断に迷う場合は、消費者ホットライン188(最寄りの消費生活センターにつながります)に早めに相談してください。

高いかどうかは総額だけで判断しない(kWh単価で見る)

「総額180万円」と聞くと高く感じますが、蓄電池の価格は容量によって大きく変わるため、総額だけでは高いか安いかを判断できません。契約額を容量(kWh)で割った「kWh単価」に直して比べるのが基本です。

本サイトのシミュレーター基準では、kWh単価の目安は次のとおりです(市場平均は約17.2万円/kWh)。

容量帯kWh単価の目安
5〜7kWh約25万円/kWh
9〜13kWh約18万円/kWh
16kWh〜約15万円/kWh

たとえば10kWhで総額250万円なら25万円/kWhとなり、同容量帯の目安(約18万円/kWh)を大きく上回ります。逆に総額が大きく見えても、容量が大きければ単価としては目安の範囲内ということもあります。ローン契約の場合は、機器代だけでなく金利を含めた総支払額で単価を計算してください。補助金の適用を前提に説明されている場合は、適用前の契約総額で単価を出した上で、補助金が確実に受け取れる条件なのかを別途確認しておくと安心です。

見積もり・契約書で確認する項目

kWh単価とあわせて、契約書類の次の項目を確認すると、金額の中身を整理できます。相談機関に行く場合も、この整理がそのまま説明資料になります。

確認項目見るポイント
容量(kWh)契約した機種の型番と容量。kWh単価の計算に使います
工事費機器代と分かれているか。「一式」の場合は内訳を書面で請求
補助金適用前か適用後か。申請を誰が行うのか
ローン総支払額金利・支払回数を含めた最終的な支払総額
保証機器保証・工事保証の年数と連絡窓口
契約金額も確認しておきましょう

電気代と売電額から、あなたの家に合う容量と買ってよい上限価格を試算できます。相談時の判断材料としても利用できます。

契約した金額が高すぎないか確認する
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シミュレーターで確認できること

本サイトのシミュレーターに毎月の電気代と売電額を入力すると、あなたの家に合うおすすめ容量・候補機種の例・「買ってよい上限価格」の目安が表示されます。契約した容量と金額をこの結果と並べれば、「容量が合っているか」「金額が上限を超えていないか」を客観的に確認でき、消費生活センター等に相談する際の判断材料にもなります。入力に必要なのは毎月の検針票にある数字だけで、個人情報の登録は不要です。

高すぎると感じた場合の相談先

確認の結果、契約額が目安を大きく超えていた場合や、契約時の説明に不審な点があった場合は、一人で抱え込まず相談してください。

クーリング・オフ期限を過ぎてしまった場合でも、書面の不備や勧誘時の説明内容によっては解約や取消しを検討できる場合があります。詳しくは契約後の解約の記事を参照してください。

相見積もりを取る場合の確認ポイント

クーリング・オフ期間内で時間に余裕がある場合は、同じ容量・同等の機種で他社の見積もりを取ると、契約額の妥当性をより具体的に確認できます。比べるときは総額ではなく、機器代+工事費+諸経費を含めた条件をそろえてkWh単価で比較してください。なお、契約前に大幅値引きを提示されていた場合、その値引きがどういう仕組みだったのかは大幅値引きの記事で解説しています。